インターネット版【なるほどの森】Vol.60

モリユミコさん

用意する物

   ライトスコープ（万年筆型顕微鏡）

30倍顕微鏡。8倍望遠鏡としても使える一体型。
科学館の売店、大きな日用雑貨店などで売っている。
500円〜1500円くらい。

ライトスコープの使い方

顕微鏡として使うときは、引き抜いたキャップの部分を使います。
見たい物が筒の真ん中になるように置き、そこに光が当たるようにします。
上下左右が逆に写るので、顕微鏡を動かすときは見たい方向の逆の方向に動かします。
見る物によって、下に白い紙や黒い紙など敷くとよく見えます。

見ておもしろかったもの

虫シリーズ

• 米びつの中に虫がわいてしまいました。コクゾウムシです。
  米びつをきれいに掃除して数日後、ゴミのようなものを発見。
  米屑かと思ったら、なんと虫の卵や幼虫でした。

• 犬の毛を拡大観察していたら、動いているものを発見。小さな虫でした。

• ダイコンの葉を観察していたら、動くもの発見。
  葉と全く同じ色の小さな虫でした。

植物シリーズ

• 花の花粉を白紙にのせて観察。
  切り花、庭木の花、野に咲く花、なんで も。

• ライトスコープを持って外へ出よう。
  葉の表と裏を観察。葉にもいろいろな顔がある。
  毛が生えていたり、葉の縁がとがっていたり、細かい部分まで、とても立体的に見える。

• 茎をカッターで切り、断面を見る。ピントを合わせる。

• 家の中にある野菜や果物のいろいろな部分を観察。

身体シリーズ

• 髪の毛や毛根。髪の毛の太さを比べてみる。
  白髪も観察。

• 皮膚を観察、他の人と比べてみよう。
  舌の観察。耳垢の観察。

☆FAXの機種によって、この顕微鏡ではぎざぎざに見えないものもあります。
　新聞やチラシのカラー印刷部分は、赤・青・黄の3色の粒々が見えておもしろいです。

☆砂糖、塩、化学調味料、片栗粉、小麦粉なども。

☆カビも見てみましたが、もっと倍率の高い顕微鏡が必要です。

　顕微鏡を使うと、ちょっと科学者になった気分。 虫の苦手な私には、いままで見えていなかった虫の存在に驚くばかりです。 これからは世界が違って見えるでしょう。 世の中には、真実の姿が見えにくいものだらけです。 科学というのは、本当の姿を見ようとする学問といってもいいかもしれません。