インターネット版【なるほどの森】Vol.49

モリ　ユミコさん

おもしろくなって今度はイチゴの種の数を数えることにしました。
母「はい、予想して！」
総「50個！」
妙「100個」
敏「じゃあ、僕は150」
イチゴの種は小さなブツブツです。 そのままでは数えにくいので、とげ抜きで抜くことに。
総「僕、やるー」
母「小さいよ。大丈夫？」
総「ほら、取れたよ」
母「あら、うまいうまい」
総「おもしろいよ。取るときプチッって音がするよ」
母「どれどれ。・・・ほんとだ。おもしろーい」
次々と粒をつまんで抜きました。 その後、紙に10粒ずつ並べることにしました。
イチゴの種は 204個ありました。

母「ねえ、これもやってみない？」
お母さんはキーウィを取り出しました。 ナイフで半分に切って種を見ると・・・。
妙「なんか、すごく多そう」
母「どうする？ 数える？」
妙「うん、やろう！」
1時間近くの格闘の末、ようやく並べることができました。
母「フー。終わったね」
妙「つ、か、れ、た、ー」
さあ、キーウィの種は何個あったでしょう？
知りたい方は是非、種並べをやってみて下さい。

用意する物

リンゴ・イチゴ・キーウィ

ピーマン・トマト・カボチャ

オクラ・プチトマトなど　種のあるもの

つまようじ、ナイフ　(あれば、とげ抜き)

紙　(種を並べる)

種の数え方

• りんご
  • りんごをナイフで横に切る。種の並び方に注目！
  • 種を取りだす。並べて数える。
    

• ピーマン・キーウィ・トマト・カボチャなど
  • ナイフでたてに半分に切る。
  • 種をこぼさないようにていねいに取り出す(皿などに)。
  • 紙に10個ずつ並べていく。
  • 全部、並べ終えたら数を数える。
    (トマトは種をざるでこすとよい)
    

• いちご
  • ＜簡単編＞
    つまようじの後ろで種を一粒ずつ押しこみながら数える。

  • ＜きちっと編＞
    まず、とげ抜きで種を全部抜く。
    つまようじを使って紙の上に10粒ずつ並べる。
    

★いちごの種を育ててみました★

小皿にぬらした脱脂綿を敷き、その上にイチゴの種を10粒ほど置いて乾かさないようにしました。
今、２週間くらいたったところです。
種は茶色くなっていますが、5つくらいの種から根のようなものが生えてきています。
これから芽が出るのかな？

　どうしてこんなに種の数は多かったり少なかったりするのでしょう。 私が調べたものでは、リンゴのように一つひとつの種が大きいものは数が少なくて、 イチゴのように種が小さいものは数がたくさんありました。 また、リンゴは同じ木からたくさんの実がなるのだからリンゴ一つの種は少なくてもいいのかな？ などと考えてしまいました。 いずれにしても、この小さな生命(種は生きている！)から、 またたくさんの実が育つことを想像するだけで一粒一粒がいとおしくなるのでした。