「月刊 RikaTan 理科の探検」 2010年1月号

全国科学系博物館おすすめ展示
大阪市立自然史博物館

文・写真:久米 宗男


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大阪市立自然史博物館おおさかしりつしぜんしはくぶつかん
(大阪市東住吉区)
       ナガスクジラ
入り口で出迎える巨大なナガスクジラの骨格標本
【住 所】大阪市東住吉区長居公園1-23
【電 話】06-6697-6221
【交 通】地下鉄御堂筋線長居駅下車徒歩約10分
JR阪和線長居駅下車徒歩約15分
【開館時間】9時半〜17時(3月〜10月)
9時半〜16時半(11月〜2月)
*入場は閉館30分前まで
【休館日】月曜日(休日の場合はその翌日)
年末年始(12月28日〜1月4日)
【入場料】大人300円、高校生・大学生200円
中学生以下 無料
*隣接する大阪市立長居植物園も入場可能
【U R L】http://www.mus-nh.city.osaka.jp/

ネイチャースクエア
無料エリアのネイチャースクエア
象の歯
みんながさわって黒光りしている象の歯
 博物館の名前になっている「自然史」というのは、英語の"Natural History"の直訳で、「人間の自然との関わりを発達史的見地から理解する学問」としての意味から自然史と表現したそうです。
 サッカー場・陸上競技場からプールまで備える市民の憩いの場である長居ながい公園の一角に「大阪市立自然史博物館」はあります。博物館の入り口で出迎えてくれるのは、全長19mのナガスクジラの骨格標本。その大きさにまず圧倒されます。
 博物館のおすすめの1つは、入場無料の「花と緑と自然の情報センター」から入れるネイチャースクエア。無料とは思えないほど充実した大阪の動物や植物、地層・岩石等の展示が目いっぱい。情報コーナーも充実しています。2つ目はさわれる展示物。ナウマン象の歯や恐竜の骨・足跡、石炭等、自由にさわることができるいくつかの標本が用意されています。3つ目は見ることはできませんが、博物館を支える友の会や各種研究サークルが充実していること。近々本誌に登場予定の「なにわホネホネ団」や筆者が所属する「大阪鳥類研究グループ」もここを活動拠点としています。
  このほかにも、大阪の身近な自然と生物の歴史が分かる展示物がたくさんあり、隣接する「大阪市立長居植物園」と合わせ、家族で1日楽しくゆっくり遊べるおすすめスポットです。


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