第１回創価学園国内サマーセミナー参加報告

はじめに

• 7月25日（1日目）
  
• 7月26日（2日目）
  
• 7月27日（3日目）
  
• 7月28日（4日目）
  
• 7月29日（5日目）
  

学習内容

7月25日（1日目）

• 鹿児島空港到着

  　午前11時過ぎ、東京校・関西校ともに無事鹿児島空港に到着。 バスで高千穂河原ビジターセンターに向かう（12:40着）。
  　ここで九州からの現地参加2名も合流し、一行45名（生徒39名、教職員6名）全員が勢揃い。 昼食の折り、全員に創立者より牛乳とアイスクリームをいただく。
  
  
  

• 高千穂河原ビジターセンター見学

  　昼食後、同ビジターセンターの中野所長より霧島地域の概要について説明を聞いた後、館内を見学した（約30分）。
  
  
  

• 開講式

  　午後3時、九州研修道場に到着。道場本部3階にて開講式を行う。
  　はじめに牟田事務長より、お世話になる管理人さんたちの紹介、道場内の案内及び注意事項の説明があった。
  　最後に佐藤団長の挨拶があり、いよいよ研修道場を中心とした野鳥研究サマーセミナーが始まった。
  　なお、5日間の宿舎は、教職員及び男子生徒は道場本部3階、女子生徒は青年道場2階を使わせていただいた。
  
  
  

• 第ｌ回講座『霧島の自然』

  会場：火の国道場、19:00〜20:30
  講師：高千穂河原ビジターセンター所長　中野　純嗣氏
  
  　豊富なスライドを通して霧島の地形・植物・動物など、研修道場を取り巻く自然について、興味深く説明していただいた。 終了後も、多くの生徒から活発な質問の手が上がった。
  なお、開講前に、牟田事務長より会場の火の国道場について、説明をしていただいた。
  
  

  講義の内容

  1. 霧島連山について
     
     • 23の火山からなる→それぞれの形が異なる（＝火山の博物館）
       
       • 韓国岳−標高　1,700m
         
       • 新燃岳−火口湖の水が緑色→硫黄による影響
         
       • 高千穂峰　他
         
     • 7つの火口湖と48の池
       
       • 大浪の池−日本最大の山頂湖（標高　1,411m、水深　148m）
         
       • 御池と小池には、人工放流による魚の驚殖
         
       • 白紫池−冬に凍結（平均水深　60〜70cm）
         
       • 池の水は雨水が溜ったもの−溶岩流の影響で、水引きが早い→時期によりなくなったりする
         
     • えびの高原−ススキがえび茶色をしている（普通は白っぽい）→赤化現象（鉱物、硫黄などの影響）
       
     
     
  2. 植物について（スライドで説明していただいた植物）
     

     リンドウ	ミヤマキリシマ	クサボケ	ノカイドウ	ミツバツツジ
     ヤマツツジ	ヒカゲツツジ	コイワカガミ	ベニドウダン	シロドウダン
     コウチャクソウ	キランソウ	マイヅルソウ	ツクシシオガマ	キエビネ
     カキラン	ギンリョウソウ	ナツツバキ	スイカズラ	エゴ
     リンドウ	フウラン	センランソウ	オオヤマレンゲ	キリシマグリ
     ツクシバラ	ヤマボウシ	ウツギ	ニシキウツギ	コガンピ
     モギラン	ミズギゴシ	ダイモンジソウ	ツクシコウモリソウ	ホトトギス

     ヤマジノホトトギス	ホソバトリカブト	ツリガネニンジン

     
     
  3. 動物について（スライドで説明していただいた動物）
     

     テン	イタチ	ヤマネ	アナグマ	ヒメネズミ	ムササビ
     シカ	イノシシ	ウサギ	ノネズミ	ヤマドリ	タヌキ

     
     
  4. その他（自然観察の心構えなど）
     
     • 五感（目、耳、鼻、舌、身体）を最大限に使う。
       
     • 自然のもの、生き物を自分なりの考えで見ていく。
       

7月26日（2日目）

• 探鳥会

  コース：道場本部→スクラムの道→月世界→池田庭園→池田橋（5:30〜6:30）
  
  　早朝にもかかわらず23名の生徒が参加した。
  　天候があまりよくなかったせいか、ホオジロ、ヒヨドリ、カラスsp.を観察したのみであった。
  
  
  

• 御池野鳥の森

  自然観察・探鳥会（10:00〜14:00）
  
  　はじめに、御池キャンプ村村長の温谷（ぬくたに）氏より、御池キャンプ村の概要を説明していただいた。
  　なお、同キャンプ村より、昼食時にジュースの差し入れをいただいた。
  　次に、高原畜産高校教諭・日本野鳥の会会員の石井久夫氏より、野鳥の観察方法や、御池の野鳥について、 貴重なテープを聞かせていただきながら説明していただいた。
  
  • 野鳥の観察の仕方
    
    • ものさし鳥を覚える−スズメ（10cm）、ハト（30cm）、カラス（50cm）
      
    • くちばしの形
      
    • 歩き方の特徴
      
  • ヤイロチョウについて
    
    • ムクドリより小さい鳥だが、派手な色のせいか大きく見える。 高い木の上で、ピュウィーッ、キュウィーと大きく鳴くが、普段は地上1m位の所を地面と平行にまっすぐに飛ぶ。
      全員が見たいと思った大変珍しい鳥（海外からこの鳥だけを見に来る人もいるという）。
      
  
  　当日はかなり強い雨であったが、石井先生及び谷山夫妻の案内で、元気よく雨の中を出発し、約4kmの山道を歩いた。
  
  • 観察した野鳥および珍しい植物
    
    • トラツグミ（ヒョー、ヒョーという口笛のような声で鳴いた。飛ぶと、翼の裏にはっきりとした黒白の帯が見える）
      
    • ヒヨドリ
      
    • ホオジロ
      
    • ヤマガラ
      
    • シジュウカラ
      
    • フウラン（ラン科の着生植物）
      
  • 5〜6人の人がヒルに吸われるという、貴重な体験をした（？）
    
  
  
  

• 第2回講座『霧島の植物と動物』

  会場：道場本部、19:45〜20:30
  講師：自然観察指導員　谷山義則氏、今別府純雄氏、副島四郎氏、中野シゲ子氏
  　　　　日本野鳥の会会員　谷山寿美子氏
  
  

  講義の内容

  1. 土星の観察
     　今別府氏持参の天体望遠鏡により、道場本部屋上で、全員が土星および月を観察した。
     　土星の輪を初めて見た生徒が多く、大変感動していた。
     
     
  2. 霧島の植物（スライドで説明していただいた植物）
     

     ツバキ	タブ	カナクギ	ヤマヤナギ	マンサク
     オオカメノキ	シロモジ	クロモジ	ガマズミ	キリシマミズキ
     ミツバツツジ	オオカメノキ	ヒサカキ	コツクバネウツギ	オトコヨウゾメ
     ハネミイヌエンジュ	キブシ	ヒカゲツツジ	ミヤマシキミ	ジャケツイバラ
     ヤマブキ	クサボケ	ノカイドウ	ヤマアジサイ	タンナサワフタギ
     ウツギ	ナナカマド	ネジキ	ホウノキ	オオヤマレンゲ
     アカメガシワ	シロドウダン	ベニドウダン	ヤマボウシ	ノイバラ
     ヤマシグレ	ナツツバキ	ツルアジサイ	ノリウツギ	クサギ
     コバノクロヅル	シモツケ	リョウブ	ゴンズイ	イソノキ
     クマヤナギ	アオキ	ウメモドキ	アオハダ	ムラサキシキブ
     イヌビワ	サルトリイバラ	リュウキュウマメガキ	ヤシャブシ	ホソバタブ
     カヤ	サルナシ	ハナイカダ	シロダモ

     
     
  3. 霧島の野鳥（スライドで説明していただいた野鳥）
     

     シジュウカラ	全国に一年中住んでいる。オスはヒナに餌を与える。 胸のネクタイの太いのがオス。
     キジバト	ヤマバトとも呼ばれる。全国でよく見られる。 眠そうにデデッポッポーと鳴く。
     トビ	九州以北で最もよく見られるワシタカ。平野から海岸にかけて住んでいる。 水辺を好み、死んだ動物などを食べる。その地域の環境が悪化すると増える。 ピーヒョロヒョロヒョロと鳴く。
     ホオジロ	千葉県の県鳥。九州以北で普通に見られる。 「一筆啓上仕り候」とか「源平ツツジ、白ツツジ」などと聞きなす。
     コジュケイ	中国から輸入したものが逃げ出して増えた。 「ちょっと来い、ちょっと来い」と聞きなす。
     キビタキ	山の林に住むきれいな小鳥。ツバメと同じように、春に南の国からやって来る。 チッピピピ、チッピピピと鳴く。福島県の県鳥。
     サンコウチョウ	「月日星ホイホイホイ」と聞きなすところから『三光鳥』と言う。 尾が長い。静岡県の県鳥。
     イカル	大きな嘴。声は大きく朗らか。スズメより一回り大きい。
     カケス	姿はきれいだが、声は汚い。他の鳥の鳴きまねがうまい。
     コゲラ	スズメくらいの大きさ。葉の裏にいる虫を食べる。
     カッコウ	カッコウ、カッコウと鳴く。鳴くときは首と尾羽を動かし続ける。 卵を他の鳥（アカモズ等）の巣に産み、雛はアカモズに育ててもらう。
     ウグイス	ホーホケキョと鳴くが、冬は、ジッジッジッと鳴く（笹鳴き）。 全国で繁殖している。山梨県、福岡県の県鳥。
     ホトトギス	昔から詩などで知られている。 「てっぺんかけたか」とか「特許許可局」などと聞きなす。
     ヨタカ	草の多いところに住む。ハトとほぼ同じ大きさ。 チョッチョッチョッと鳴く。
     フクロウ	大きな目。夜活動する。羽音をたてずに飛ぶ。 ゴロスケホーホーと鳴く。
     アオバズク	びっくりしたような顔。フクロウの仲間。 春、南からやって来る。
     コマドリ	谷川沿いに住む。春、南からやって来る。 愛媛県、奈良県の県鳥。
     オオルリ	スズメよりやや大きい。オスがルリ色で大変美しい。 春遅く、南からやって来る。
     キセキレイ	山の谷川に多く住む。黄色の腹と灰色の背。
     カワセミ	数が少なく珍しい鳥。水に飛び込んで小魚を取る。 北日本では夏鳥。本州中部以南では一年中いる。
     カイツブリ	けたたましい鳴声。カモに似ている。 池や湖に、一年中住んでいる。水面に水草を積んで巣を作る。
     モズ	肉食で、単独生活。鋭いかぎ形の嘴。丸っこい体。大阪府の府鳥。
     ヒヨドリ	日本に一年中住む。果実や蜜を好む。ムクドリより大きめ。 春と秋に大群で移動する。
     カワラヒワ	一年中、日本の市街地、林に住む。 飛ぶと黄色い翼が透けて見え、筋が目立つ。ヒマワリの種が好物。
     メジロ	甘い果物、蜜が好物。目のまわりが白く、スズメより小さい。 和歌山県、大分県の県鳥。

     
     
• 　昨日と今日担当していただいた講師の先生方は、谷山御夫妻以外は皆外部の方々で、丁寧に心を込められて説明してくださった。
  　このことからも、生徒たちは今回のセミナーへの期待がいかに大きいかを実感したようである。
  　また、生徒たちも真剣な姿勢で講義を聴き、終了後も活発な質問を浴びせ、講師の先生方を感動させていた。
  

7月27日（3日日）

• 探鳥会

  コース：道場本部→長者の道→月世界展望台（5:30〜6:30）
  
  　昨日より若干減ったが、14名の生徒が参加した。
  　今日は、カケス、キジバト、シジュウカラ、コゲラ、ホオジロ、ヒヨドリ、ハシブトガラスを観察した。
  
  
  

• えびの高原ビジターセンター見学

  　副島所長の案内で、スライドプロジェクター6台を駆使したマルチビジョンによる『霧島の四季』を鑑賞した。
  　その後、自然観察指導員の今別府氏より、えびの高原の地形等について説明をしていただき、館内の展示を見学した。
  
  
  

• えびの高原池めぐリコース

  自然観察（10:00〜13:30）
  
  　自然観察指導員の谷山義則氏、今別府純雄氏、副島四郎氏、中野シゲ子氏及び日本野鳥の会会員の谷山寿美子氏の案内で、 時折強い雨の降る中、えびの高原ビジターセンター→白紫池→六観音御池→不動池の池めぐリコースを班ごとに歩きながら、 植物の観察や、シカの足跡・食べ跡などを教えていただいた。
  　途中、白紫池付近で雨が相当強くなったので、予定のコースの半分以下であったが、歩いてきた道を引き返し、 『からくに荘』で昼食を食べた。
  　『からくに荘』では、今年の冬にテレビ放映されたタヌキ・シカなどの餌付けの様子を、ビデオで見せていただいた。
  
  
  

• 千本松原・硫黄山見学

  13:30〜11:30
  
  　バス車中から千本松原を見学し、硫黄山の小地獄・大地獄を散策した。
  　道端にはたくさんの硫黄の結晶が散らばり、硫黄の混じった噴気をあげる硫黄山の景観に、生徒たちは霧島の雄大さを感じた。
  
  
  

• 第3回講座『研修道場の歴史と自然』

  会場：道場本部、19:00〜20:30
  講師：九州研修道場事務長　牟田　育夫氏
  　　　　九州研修道場守る会総合委員長　松原　高氏
  　　　　九州研修道場守る会委員長　川畑　正治氏
  　　　　九州研修道場植物グループ長　市野　京子氏
  　　　　九州研惨道場植物グループ　折田　和代氏
  
  

  講義の内容

  1. 九州研修道場の歴史
     
     • 昭和43年−−−敷地（約65万坪）購入
       
     • 昭和44年11月−池田先生、道場建設予定地視察
       
     • 昭和47年9月−−道場開所
       
     • 昭和50年7月−−火の国道場・牧口記念館
       
     • 昭和52年9月−−旭日道場
       
     • 昭和53年3月−−九州広宣流布記念館
       
     • 池田先生の御来研は16回に及ぶ。
       
     • 研修会参加者数は、42万名。
       
     
     
     
  2. 九州研修道場内の植物（スライドにより説明）
     
     • 薬草について
       

       アオキ	葉をあぶる 飲む	火傷、切り傷、凍傷 解熱
       アカマツ	葉をホワイトリカーにつける	不眠症
       アカメガシワ	葉を乾燥させ、煎じて飲む	胃潰瘍、腫れ物
       シロツメクサ アカツメクサ	葉を油いため	滋養強壮
       アキグミ	生の葉を汁が出るまで揉む	皮膚病、咳止め、喉の乾き
       アキノキリンソウ	煎じて飲む	うがい薬、頭痛
       アジサイ	飾り花を乾燥させる	解熱剤
       イチヤクソウ	全草を乾燥	虫さされ、切り傷
       ウツボクサ		口内炎、打撲傷
       ウメ	灰にして、湯と一緒に飲む 仁	解熱 咳止め
       ヤマガキ	実	高血圧低下、しゃっくり
       ガマズミ	果実酒	食欲増進、疲労回複
       カヤ	実を焼く	夜尿症
       キンモクセイ	花を陰干しにして煎じる	不眠症、夜尿症
       クスノキ	葉を陰干しにする	防虫剤、打撲傷
       サザンカ	紅茶のようにする	美人になる
       スミレ	煎じる	咳止め
       ダイモンジソウ	煎じて飲む	利尿剤
       タラノキ	木の皮を煎じて飲む	糖尿病
       チャノキ	みかんと一緒に煎じる	熱止め、下痢止め
       ドクダミ	全草を煎じて飲む	毒消し、高血圧
       ニシキギ	御飯と混ぜる	とげぬき
       ネジキ	実	ウジ殺し
       ネムノキ	樹皮を煎じる	捻挫
       ノリウツギ	樹皮を煎じる	洗髪
       マサキ	葉を煎じる	月経不順を治す
       ムラサキシキブ	葉の汁	皮膚病
       ヤツデ	煎じる	リュ−マチ 生は毒
       ヤマハギ	実を煎じて飲む	目まい、のぼせ
       ヤマボウシ		風邪、疲労回復、食欲増進
       ユズリハ	樹皮を煎じて飲む	おでき
       ハルリンドウ		消化不良
       ツリガネニンジン	根を煎じて飲む	たん切り、気管支炎

       ノアザミ

       キランソウ

       ニワトコ

       ネズミモチ

       ハナイカダ

       ヤマモモ

       
       
     • 毒草について

       エゴノキ

       トリカブト

       ミヤマシキミ

       ヤマウルシ

7月28日（4日目）

• 研修道場内の自然観察

  9:00〜12:00
  
  
  1. 観察した植物
     

     ヒメシヤラ	幹はつるつるしている。
     ノリウツギ	和紙を作るときの糊が葉に含まれている。
     ウド	表面積が広い。
     アカマツ	枝分れの数で生息年数がわかる。 日のよく当たるところに育つ。一代限りで途絶える。 平原にどこからか種が飛んできて木が生える。
     ネジキ	木がねじれながら成長していく。
     ヤマアオイ	葉に斑点があるのは観賞用で、一般家庭に普及。
     ミヤマシキミ	実は赤い。有毒草で、嘔吐や手足のけいれん。
     ユズリハ	正月のお飾。葉や樹液はおできに効く。外用のみ。
     ヤマナシ	果実のまわりに紙をかぶせ、シカなどに食べられないようにしていた。
     ヤマツバキ	椿油を取る。
     ミョウガ	マムシの大好物。

     アカガシ	ハリギリ	ミズナラ	ハナイカダ	ツチアケビ
     ヒノキ	アカメガシワ	ネズミモチ	ヤマイチゴ	イヌツゲ
     ハイノキ	サルトリイバラ	カクレミノ	アオキ	ネジバナ
     ナツツバキ	ホトトギス	シキミ	ボクソウバナ	エビネ
     ヌスビトハギ	ムラサキシキブ	アキグミ	タラ	ノイバラ
     ヒメウチワカエデ	ヤブニッケイ	オカトラノオ	ツツジ	フキ
     ホウセンカ	スズラン	タケニグサ	ノイチゴ	ヤマイモ
     ギボウシ	モミ	アオハダ	サンショウ	イタヤカエデ
     エゴノキ	アジサイ	イヌマキ	サザンカ	コオニユリ
     キッコウダケ	クヌギ	シマイヌツゲ	マユミ	ミズナラ
     サンゴカマツカ	ホウノキ	ウルシ	ヤマウルシ	ヤマボウシ

     
     
  2. 観察した野鳥
     

     ホオジロ	ヒヨドリ	アオバト	ワシタカsp.	ウグイス
     トビ	シジュウカラ	ヤマセミ

     
     
  3. 観察した動物（の痕跡）
     

     サワガニ	ハンミョウ	イノシシの足跡	イノシシの泥浴びの跡
     イノシシが木に身体をこすった跡		ノウサギの糞（直径2cm）	シカの糞（直径1cm）
     シカが樹皮を食べた跡		クマタカの巣（2段になっていた）

     
     
  4. その他
     
     • 月世界展望台−ここから見た景色はまさに月世界のようであった。
       ここは、昭和46年8月5日に、台風19号による500mmの大雨で水蒸気爆発が起こり、噴気が出たもの。
       
     • アカマツの枯れた原因−日光が当たらない。マツクイムシの発生。ツタウルシがマツの養分を吸収。
       
     • 湯の池展望台−硫気ガスによって生じる硫化鉄鉱、泥状硫黄の沈殿。
       湯の池周辺では、地下1〜3mで噴気が出てくる。面積は15,000m²。
       
     • 仏界台−きれいな芝生が広がっている。まだ新しいシカやウサギの糞があった。
       ここに来ると野鳥がよく見えた。ここから、霧島連山を眺められる。
       
     • 経の渓谷−ちょっとした水の淵に小魚がいた。経の滝は雄大で素晴らしく、大変涼しかった。
       
  
  
  

• 牧口記念館見学

  13:30〜15:30
  
  　牧口先生の御生涯に間近に接し、その激闘の歴史に、生徒一同、身の引き締まる思いであった。
  　牧口先生を初め、数多くの草創の方々の苦労があって今の自分たちがあることを心から感謝した。
  
  
  

• キャンプフアイヤー

  18:30〜21:00
  
  　サマーセミナー最後の夜は、キャンプフアイヤーを囲んでの楽しいバーベキューパーティー。 守る会の方々の真心からの歓迎に、生徒たちも燃えに燃えた。
  　東西の学園生、そして地元の方々が一体となり、愛唱歌や国分音頭などを共に歌い、共に踊った。
  　青春の貴重な1ページを、本当に心から楽しく過ごすことができた。
  

7月29日（5日日）

• 巣箱つくり・巣箱かけ

  9:00〜11:00
  
  　守る会の方々に教えていただきながら、最後の実習として巣箱つくりに挑戦。
  　慣れない作業にとまどいながらも、それぞれ立派な巣箱ができ上がり、自分たちの手で、道場内の林の中の木にかけることができた。
  
  
  

• 記念植樹・記念撮影

  11:00〜11:30
  
  　今回のサマーセミナーを記念して、銀河庭園にクロガネモチとヤマモモを一本ずつ植樹した。 10mはある樹木に、生徒たちはあらためて霧島のスケールの大きさに感動した。
  
  
  

• 鹿児島空港出発

  東京　16:30、関西　17:00
  
  　4泊5日を楽しく過ごした東京・関西の学園生もいよいよお別れ。
  　先に出発する東京校の生徒との別れを惜しむ語らいやカメラのストロボの光が、時間ぎりぎりまで続いた。